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9月23日(火・祝) 漢方芳香療法 生薬蒸留会が開催されました

2014/09/28 掲載

秋分の日の9月23日、西新宿・再来宴にて、生薬蒸留会が開催されました。

主催:一般社団法人 日本療術師協会

協賛:日本漢方協会

により、西洋のアロマテラピー(芳香療法)と、東洋で生まれた漢方の良さを結びつけた新たな漢方芳香療法の研究のため、今回初めて開催されたものです。

今回は「麻黄附子細辛湯」「小青竜湯」などに配剤される重要生薬であるサイシン(細辛)を素材に選び、2種類の蒸留器を用いて水蒸気蒸留を行いました。これによって得られる精油や芳香蒸留水の特性の違いなどについて実践を通して学びました。

開催の模様

午前11時より開始しました。初めての開催でしたが39名もの方々のご参加をいただきました。 この会の主旨と今後の活動について
(倉津 三夜子様)
野口 純様の設計製作による陶製蘭引(蒸留器)。一度に多くの蒸留ができます。 ポルトガル製の銅製水蒸気蒸留器
 
蒸留を進めている間に、水蒸気蒸留に関する知識や、本日の題材であるサイシンに関する薬効・薬性などを、それぞれ専門の先生方からお話しいただきました。 なぜ「細辛」と呼ぶのか?など興味深いお話も盛り沢山でした。
 
今井 淳先生による解説。陶製蘭引と銅製蒸留器では、生成物の色が違っていました。なぜでしょう? 蒸留器内に残った煎液を試飲してみます。サイシンの辛味成分が感じられました。
乾杯…ではありません。芳香蒸留水の底に精油が溜まっている様子を観察しています。 拡大した様子。ビーカーの底に黄色みをおびた油滴が見えます。ベンゼン環をもつ化合物(芳香族)は一般に比重が水より大きく、サイシンにはこれらが多く含まれるため、サイシンの精油は水に沈みます。
今回用いたサイシン(刻み)。根および根茎を生薬として用います。 【参考】基原植物のひとつであるウスバサイシン(ウマノスズクサ科)。日本(本州、九州)、朝鮮半島、中国に分布し、山地などの森林内に生育しています。

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