漢方薬方と、その基盤となる生薬への一層の理解には「ナマ」の植物を観察することも大切です。
生きたすがたの薬用植物に接し、植物のかたち、香りを体感しつつ、個々の生薬のはたらき、薬方における作用などの理解を深めます。
漢方生薬の基原となる植物はもちろん、民間薬の原料として伝承されてきた植物、成分を抽出・化学処理して新薬の原料とする植物、また香料・香辛料・染料などに用いる和洋のハーブ類など、さまざまな薬用植物の姿を実際に見る研修の機会を設けています。
今後の漢方知識のレベルアップにぜひお役立てください。
<受付から開会> | |
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受付 PECS(薬剤師研修・認定電子システム)への対応により、受付のプロセスも以前より複雑になりました。 |
開会の挨拶 三上正利 会長 |
<座学講義> |
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講義I「ケシ等の規制植物について」 東京都職員 中村 耕 先生 |
講義II「なるほど・theオウレン」 統括責任者 山上 勉 先生 |
<ケシ類の観察> 講義I「ケシ等の規制植物について」では座学のあと、法による規制・禁止対象となるケシ類および規制のないケシ類の観察のため、約30分間の屋外観察時間を設けました。 |
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<園内観察> |
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漢方薬原料植物区 手前はカイケイジオウ。野生型のアカヤジオウを改良して得られた、根が太く生薬収量の多い品種です。 |
漢方薬原料植物区(つづき) 手前はシャクヤク。今年度7月の漢方薬局製剤実習講座で用いる生薬のひとつです。 |
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染料香料植物区 和洋のハーブ類が集められた、ハーブガーデンです。 |
有用樹木区 コウボクの仲間やナツメ、サンザシなどの薬樹も観察します。 |
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製薬原料植物区 生薬として利用する代わりに、成分を抽出して利用する薬用植物類です。 |
有毒植物区 有毒な植物は身近にも多くあり、それらを理解することは薬用植物の理解と同様に大切なことです。 |
<閉会> | |
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閉会の挨拶 今井 淳 名誉会長 |