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薬用植物青空研修会

薬草園青空研修会

【観てみよう薬用植物】 植物園においてフィールド学習を行います。

漢方薬方と、その基盤となる生薬への一層の理解には「ナマ」の植物を観察することも大切です。

生きたすがたの薬用植物に接し、植物のかたち、香りを体感しつつ、個々の生薬のはたらき、薬方における作用などの理解を深めます。
漢方生薬の基原となる植物はもちろん、民間薬の原料として伝承されてきた植物、成分を抽出・化学処理して新薬の原料とする植物、また香料・香辛料・染料などに用いる和洋のハーブ類など、さまざまな薬用植物の姿を実際に見る研修の機会を設けています。

今後の漢方知識のレベルアップにぜひお役立てください。

 

2022(令和4)年度 薬草園青空研修会が開催されました!
2022年05月08日(日) 於:東京都薬用植物園
これまで2年にわたり延期や内容縮小を余儀なくされた青空研修会でしたが、久々に予定通りの開催が実現しました。
座学講義は2019年以来、また5月の開催は2018年以来となります。
参加者とスタッフを合わせて総勢97名、 1-4班と5-8班で座学/観察の時間配分を逆にする等、常にソーシャルディスタンスを確保して安全を図り開催しました。 密を避けるため、集合写真撮影は見送っています。


<受付から開会>
受付
PECS(薬剤師研修・認定電子システム)への対応により、受付のプロセスも以前より複雑になりました。
開会の挨拶
三上正利 会長
  
<座学講義>
講義I「ケシ等の規制植物について」
東京都職員 中村 耕 先生 
講義II「なるほど・theオウレン」
統括責任者 山上 勉 先生
  
<ケシ類の観察>
講義I「ケシ等の規制植物について」では座学のあと、法による規制・禁止対象となるケシ類および規制のないケシ類の観察のため、約30分間の屋外観察時間を設けました。
 
  
<園内観察>
漢方薬原料植物区
手前はカイケイジオウ。野生型のアカヤジオウを改良して得られた、根が太く生薬収量の多い品種です。
漢方薬原料植物区(つづき)
手前はシャクヤク。今年度7月の漢方薬局製剤実習講座で用いる生薬のひとつです。
染料香料植物区
和洋のハーブ類が集められた、ハーブガーデンです。
有用樹木区
コウボクの仲間やナツメ、サンザシなどの薬樹も観察します。
製薬原料植物区
生薬として利用する代わりに、成分を抽出して利用する薬用植物類です。
有毒植物区
有毒な植物は身近にも多くあり、それらを理解することは薬用植物の理解と同様に大切なことです。
<閉会>
  
閉会の挨拶
今井 淳 名誉会長
  
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